離婚を回避したい、避けたい

パートナーに不倫され、その上離婚を求められたらあなたはどうしますか?夫婦関係を悪くする原因を作った配偶者を【有責配偶者】と呼び、有責配偶者からの離婚請求は原則として認められません。これは簡単にいえば「自ら離婚原因を作っておきながら、離婚をしたいなんて都合が良すぎるでしょう」ということです。

これにより、夫に浮気され、その夫が離婚を迫ってきた場合、離婚をするかどうかは妻に選択権があるということになるわけです。

しかし、裁判所は長年上記のような立場をとってきましたが、【長年別居状態が続いている】など、一定の条件付きで有責配偶者からの離婚請求を認める判決が1987年の最高裁で下されました。これにより、別居などで実質的に婚姻生活が破たんしている場合、離婚を認めた方がいいという判断になりやすくなりました。

ここでのキーワードは「別居」。

家庭内別居では、いくら長年会話がないとしても、同一世帯内で生活している限り、修復の可能性があると裁判所は判断します。逆に、有責配偶者が自ら家を出、長年別居生活が続いている場合は、実質的に婚姻生活が破たんしていると判断され、離婚が認められやすくなります。

なお、裁判所が判断する別居期間の目安は「5年間」。

また、別居と同様に、判断材料とされるのが「婚費(生活費等)」。別居期間中も、養育費などの費用をきちんと支払っていれば、離婚後もきちんと支払うだろうとの判断をされやすくなります。それから子供がいる場合、別居中も子供との面会を定期的に行っていれば、離婚後の親子関係がきちんと出来上がっていると判断されやすくなり、離婚が認められやすくなります。

さて、では離婚を避けたい場合はどうすればいいか?

1、別居は避けること。

2、婚費は受け取らないこと。

3、子供との面会はさせない。

1の場合、夫が家を出てしまったときは何とかして戻ってもらう方法を考えなければならないでしょう。2と3に関しては葛藤があるかと思います。生活費を受け取らないと生活が成り立たないし、子供の情操を考えると父親と合わせた方が良いのはもちろんです。

自身の生活能力や、子供の年齢などを考慮し考えなくてはならないのかもしれません。